*ロンドン永住日記* | 英国のダークな一面と理不尽をえぐります。

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Posted by 西園寺 薫 on  | 

断捨離の世界に足を踏み入れる。


昨日のブログを見た友人Y子から助言を頂いた。


断捨離。


やってみたら?とのことだ。

話を聞いてみると相当強力な片付け効果があるらしい。

しかもリバウンドなしの。



彼女も内実まではよく知らないようで、暗号のように

断捨離という謎の言葉を残し、会話は脱線したままついに戻ることはなかった。

が、漢字を確認したので、後は自分で調べればよい。



気になった私は、いつものように

大好きなGoogle先生を訪ね、

教えを乞い、概要を学ぶ。


もともとヨガの言葉らしく、

「自分と所有物との関係を見つめなおし、無駄な執着から自分を解放し

身の丈にあった暮らし・自分・人生にシフトしていく作業。

不要・不適・不快なモノとの関係を、

文字通り断ち・捨て・離別するというストイックなまでの取捨選択のなか

停滞を取り除き循環を促す」

というもの。


大味にいえば、

「今」、の「自分」に不要なもの、ふさわしくないものはとっとと手放せということ。

私が考えていた整理整頓より重くディープなテーマだった。


代表的な捨てられないものとして、

思い出の品→過去に縛られる(過去軸)

プレゼント→人間関係に縛られる(他人軸)

ブランド服や高価な品→また着られるかもしれない。値段に執着(未来軸)


これらを自分軸、現在軸を照準に据え、当てはまらないものを処分していく。

まあ、別に、眺めてれば癒されるだの、実質的な価値があるなら無理に捨てる必要はない。

問題は、不要なのに上記の理由で捨てられないことにある。

そこを飽くまでも自分が要るのか要らないのかで機械的に仕分けるようだ。


なるほど。


また一方、倹約、質素を目指すものではないらしい。

たとえば、擦り切れたりボロボロになったバスタオル30枚あると、

管理やら配分領土やら考えねばならない。

一家3人なら10枚もあれば十分。

きもちいいふかふかタオル10枚に変えてみる、とか。


焦げ付いたお鍋。取っ手の取れたケトルなどが10個くらいある。

10こ一気に使うことはないのだから、

いつも使うものだけを残してあとは捨てる、とか。

あえて、ルクルーゼやストウブみたいな

長く使えるお気に入りに替えてみたり。


多様に使えるマルチアイテムで代用可能なら

つぶしの利かない専用器具は思い切って捨てる、とか。

その代わり、そのマルチアイテムは

上質で気に入ったものを吟味する。


などなど、身の丈にあった選択肢の中で、

上質かつ自分と相性のいいものに少しずつ軌道修正していく。

繰り返すことでいつの間にか少しずつ

自分の分身みたいなものたちに囲まれる贅沢さと幸福感を提唱する。




基本的に、気に入っている普段使いのもの以外は全て不要らしい。


そして手放してみると、案外ただの執着だったことに気づくというもの。

逆説的だがこうすることで必用なときに、必用なものが手に入りやすくなるとのこと。


ルールとして、断捨離していいのは、自分のものに限るそうだ。

おお、まるで自分の心を見透かされたよう。


この作業の一番の収穫は、自分を知ること、らしい。

副次要素として、

物欲が失せる。

日々の生活とこれらの残ったモノを大切にするようになる。

日常の中から幸せを見つけられるようになる。

と提唱者及び実践者は大絶賛だ。


本当だろうか。


一方、デメリットもあるらしい。

いいものに入れ替えると、出費が増えるんだそうだ。


そりゃそうだろう。

やる前に判るだろうに。

私も、ルクルーゼのくだりを書いているとき、若干そんな気がしていた。


捨てるのは苦行であり、この苦行を繰り返すと

買うときに捨てるときのことを考えてしまうとのこと。


よって、非常によく考えるようになるので、

安物買いの銭失いにはならなくて済むそうだ。



私について考えてみると、


服飾雑貨は確かに多い。(趣味みたいなもんだし)

それ以外のモノの財産はほとんどない。

リメイクとかして楽しんでるので、

捨てるくらいならオカズの材料にしてやる。



クツか。

履いてないやつ、いっぱいあるな。

怪獣生んでから、ピンヒールなんか飾り物になった。

子連れで履いてたって却って顰蹙&無理矢理感丸出しだ。

完全に現在のライフスタイルにはそぐわない芸術的シューズたち。

またいつか生活に寄り添ってくれる日が来るとは思えない。



買い物袋。

これね、ほとんど使い道ないっす。

スーパーのビニール袋はいいんだけどね。

紙袋は、出番ないよね、ほんとに。


謎の洋酒。

いつ誰から頂いたかも定かではない、既に5-10年ものと付き合いは長いが、

未だ未開封のビンテージ。

アンティークウオッカとか、ブランデー。

料理につぶしもきかず、貯蔵庫の長老となっている。




プラスチックハンガー


幅のうすーいヤツ。

皮のジャケットでも伸びるからね。

あれ、シャツ以外は掛けとかないほうがいいね。

ニットとかね、もう自殺行為。

使えない。

100本くらいあって、またこれが収納場所とるの。


捨てようね。


もうひとつ、この思想を直輸入できない大きな障害があるの。


日本なら必用なときに必用なものが高クオリティーでリーズナブルに買える環境。

英国においては、そっくり鵜呑みに出来ない。


必用なもの、血眼で探しますから。

交通費のほうがかかったりしますから。

まったく当てはまらないんですわ。

捨てるのが怖いのは、今、不要ながらもどこに売ってるか判らないものたち。

買うとき選ぶほど選択肢がないものたち。

必要の名の下に購入が苦痛なものたち。

こーゆーのに当てはまるものは未来のために持っておく。

持っておかざるをえない。

そういう側面、悲しいかな無視できません。


ここまで書いてて今更気づいたのですが、

断捨離、不向きな環境かもしれません。


まあいきなり、上記のような、慢性癌細胞的問題を抱え、

ディープな闇と向き合い要るか要らないか自問したところで、

恐らく靴下3足ほどが限界だろう。

作業が作業なうえ、未来の自分に問い合わせなければならないので挫折しかねない。


なので、まずはマイルドに自他共に認める要らないヤツから触手を伸ばしてみよう。


でもね、ほんとは




ビミョーに趣味悪い大家の家具、いちばん断捨離したいんですがああ。





迷いませんからー。






Category : 欲望コーナー
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