英国生活ネットトラブル 後編
これでやっとエンジニアが直してくれる、と安堵していた。
切迫した空気をにおわせ仕事で使うから早く手配するように依頼したのが項を奏したのか、3日後の28日火曜日の朝の訪問をアレンジしてくれた。
よしよし、上出来だ。
日本人びいきのオニイチャンのおかげか。
だとしたらラッキーだった。
ふと時計を見ると1時間も格闘していたようだ。
しかも件の気管支炎のせいで咳が断続的な上、声などまるで酒焼けおやぢだ。
よく通じたもんだ。
疲れるー。
こういう苦労が報われてやっと現状維持が叶う。
さもなければ現状から引き摺り下ろされるのが外国生活だ。
毎日が戦いである。
待ちに待った火曜日の朝。
8時から12時の間に来るはずということで、うちにいたところ、9時ごろにチャイムが鳴った。
おお、早いじゃないか。
彼氏の訪問でもここまで熱烈歓迎はしない。
エンジニアのおやぢが変なトランシーバーみたいな機械を持って入ってきた。
うむ、がんばってくれたまえ。
モデムとルータを確認して、一言。
- no signal.
おもむろに表へ出たかと思うと、すたすた歩いていってしまう。
寒いので家の中で待っていたら、しばらくして戻ってきた。
結果は、virgin pointと家の間のケーブルに何かあったらしい。
家までsignalが届いていないので恐らくケーブルの途中にダメージがあるのだろうとのこと。
このおっさんはその線の工事まではやってくれず、結局別の専門スタッフを別途派遣せねばならないという。
ふんぬー。
またか。
もう、いややー。
なぜ1回で済まないのだ、何事も。
48時間(2日)以内にvirgin mediaから専門スタッフ派遣スケジュールの連絡があるからとのことで、おっさんは帰っていった。
これで更に2日間はなにもできない決定。
それにしてもネットワークケーブルからワイヤレスにしようとして、繋がらなくなったんだぜ?
外のケーブルならもっと前から繋がらないはずだと思うのだが。
よくわからない。
しかし告知時間内にcall backはなく、こちらから再びかけなおすことに。
お姉ちゃんが出る。
どこ訛か判らない声でまくし立てる(中東っぽい)。
状況を説明し、電話がなかったんだけどどういうこと?とクレーマーまるだしでまくし立て返す。
すると、今日必ず専門部署からかけなおすから。ということでこれ以上は粘ってもムダだったのでもう一度信用してやることにした。
しかし、待ってても電話はこない。
やはり、休暇中にワイヤレスに切り替える作業を行なっておいてよかった。
動画も見れずつまらんが、平日、このcall backのために家にいるのは不可能だ。
損害賠償モンだ。
結局この日もかかってこなかった。
もうクレーマーリスト行き覚悟で次の日の朝、かけなおす。
すると、昨日同様、必ず今日こそ電話させるから。とのこと。
では不確実な約束のために家にずっといらんないからケータイに掛けるように命令した。
もうかかってくるまいと思っていたがやはりかかってこなかった(爆)。
次はもうマネージャークラスを出させようと思い、電話を掛けなおしたところ、訛のましなオニイチャンがでた。
お、いい感じ。
マネージャーを出してもらおうと思っていたが、救いがたい訛の持ち主だったら元も子もないのでこのままで行くことにした。
また一から状況を説明し、なきついてみたところ、signalの反応があるから、もう一度家の中の機器をすべて接続するように指示された。
しぶしぶ繋ぐ。
すると。
ブラウザにgoogleの文字が!!!
繋がったー!!!
聞くと、ケーブルの交換作業が終ったので多分繋がったのだろうとのこと。
いつの間にか無言で取り替えてくれていたらしい。
実にクリスマスイブから2週間不通であったものの見事に復活を遂げたのだ。
しかももう一台、日本から持ってきたpcがいたのでそっちもワイヤレスに繋ぐことに成功。
いっきに2台のpcが稼動することに相成った。
今週末はフンパツしてシャンパンを買ってやろう、自分に。
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