*ロンドン永住日記* | 英国のダークな一面と理不尽をえぐります。

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Posted by 西園寺 薫 on  | 

英国の住居 (マンション編 1)

なんか最近このマクラ部分が私の歯日記になってきたので、



今日は歯についてはお休みすることにした。



昨日は、長屋について書いたので



今日はマンション編にしようと思う。


現在の家に越してくる前は


日本で言うマンションに住んでいた。


全く同じような集合住宅なのだが


マンションとは言わず、英国風に言うとフラットとなる。


つくりは2LDKだ。



この2LDKも


2ベッドルームフラットと呼ばれる。




私が住んでいたのは


4階建ての2階部分。


北東の一角であったため日が当たるのは早朝から午前中の一瞬だけ。


というわけで、夏も銀行のATMコーナーのように涼しく、


冬はもうまるで屋外のごとく寒い。


一方、反対側の南西向きの部屋は、


西日がキッツく、いつもブラインドが下りていた。


夏は、さぞえげつないサウナ状態と思われる。



しかし、建物がそもそもエゲツなかった。



今日はその姉歯もびっくりの物件をご紹介しよう。







まず第一のチャームポイント。


カビ。



冬は使っていない部屋も暖房をつけっぱなしにしないと


湿気で部屋の壁がカビる。



日本に一時帰国し、2週間後に戻ってきたときには、


ベッドルームの壁一面がミントグリーンになって出迎えてくれた。




しかし、英国の長い冬、普通に住んでいても



いろいろな隙間や家具の後ろに


カビのしみが広がってくる。




緑カビルームのとなりの部屋は、黒カビルームだ。



なんで違うカビなんだ(涙)。


この黒カビルームは寝る部屋なので、ここも暖房はキホン、点けない。


カビの生える壁の向こう側は、屋外になる設計で、


恐らく温度差と湿気のせいだ。


しかしそのために暖房つけっぱなしとは不経済すぎる。



なんせ、私がゴゴ6時過ぎに帰宅し、寝るまでの間の数時間、


あさ起きて家を出るまでのわずかな時間、


プラス土日の半日の間


リビングだけヒーターを入れて、


電気代がひと月200ポンドだ。



これがカビ対策のために、全部屋24時間暖房入れっぱなしにしたら



たぶん3倍ちかくになる、と思われる。



怖いので試していないが、



自分の持ち家じゃないので



そんなに払うくらいならとカビとの共生を選んだ。



のちに述べるが、木造のちゃっちい造りのこのフラット、


火事防止のため建物内に防火扉がやたら多い。


火気が出れば一瞬で燃え広がるのだろう。


存在自体が燃料のようなやつだ。


そのためガスの設備をもたせず、すべて電気でまかなわれているので


ガス代が0円のかわりに



電気代はセレブ級にベラボーであった。





意を決して、掃除をココロみたものの、


まるでカビを塗り延ばしているだけのような広がり方に



思わず自虐的な笑みがこぼれる。



部屋でさえなければ、漂白剤で洗い流すところだ。


だが、無念ながら部屋なのだ。


バケツの水が何度替えてもすぐ墨汁に。



結局、真っ白だった壁がカビにより斑点状に黒くなったところを


ライトグレーにまで引き伸ばすことはできた。



しかし、まるで壁に染み込んでしまったかのような


この頑固さに辟易しつつも


横においてある机の裏に、


べつの染みをみつけた。




覗き込んでみると





別の勢力のカビどもで真っ黒(ガーン)。



一大勢力になる前に



机をどかし




やりなおし。




さすがに萎える。




こんな作業を毎年行なっていた。




年末の大掃除とはまた別プランの



冬の恒例裏イベントだ。



大家に相談したところ、


既に歴代のテナントから同様のクレームを頂戴したことがあったようで、


状況を心得ていた。




快くペンキ屋を派遣し、壁の上塗りをしてくれたのはいいのだが、




いやーカビ、拭かずそのままで、アンタ、上塗りですかい。


...そうですか、上塗りですか。








...まあ、どうしようもない。


今までずっとそうやってきたんだろう。


大家もほかになすすべがないようだ。





たしかに根本的な解決策は残念ながら、ない。




チーン。




第二に


恐ろしいことに



建物がもう、歪んできているのだ。



入居したときから気にはなっていたもの。



壁の不自然な亀裂。



まあ英国の建物では普通にあるものなので、



すぐにどうこうということはないだろうが




徐々に亀裂部分の面積や本数が増えていった。




そして緑カビの部屋のドアが



ドア枠に収まらず




常に優柔不断な半開き状態だ。



沈下防止の工事をするという連絡をもらったこともあった。



そういえばこの物件はメンテナンスのお知らせが異常に多かった。



建物だけでなく、さらに土壌の欠陥か。



この物件を購入した人たちは




買ってからがさぞ高くついていることだろう。



しかも、そう長く住めそうにない。



チーン。






続く

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Category : 住宅事情
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